COLUMN

無理のない住宅予算の決め方 — 「借りられる額」でなく「毎月の総支払い」から

2026-07-12 公開 ・ 執筆: uuta_map

家を探し始めると、まず「いくらの物件を買えるのか」が気になります。このとき、年収倍率(年収の◯倍まで)や、銀行が「貸せます」と言う金額で予算を決めてしまう人が多いのですが、それは危険です。借りられる額と、無理なく返せる額は別物だからです。実需の目線で、予算の正しい決め方を整理します。

「借りられる額」で決めてはいけない

住宅ローンの審査で出てくる「借入可能額」は、あくまで金融機関が貸せる上限です。あなたの生活の余白(子どもの教育費、趣味、貯蓄、将来の備え)まで考えてくれているわけではありません。上限いっぱいで借りると、返済はできても暮らしにゆとりがなくなりがちです。

出発点は「毎月いくらまでなら無理なく払えるか」

予算は、物件価格からではなく、毎月いくらまでなら無理なく払い続けられるかから考えます。目安の一つは、

> 今の家賃 + 毎月無理なく貯蓄できている額

です。ただし、ここで大事な注意があります。持ち家には、家賃には含まれていない固定費が上乗せされるという点です。

つまり「今の家賃と同じ額のローン返済」にすると、これらのぶん実際の負担は今より増えます。詳しくは買ったあとにかかるお金の全体像にまとめました。

ライフイベントの「余白」を残す

家は何十年も付き合うものです。その間には、収入や支出が変わる出来事が必ず起きます。

とくに金利は、いまの返済額だけで判断せず、「もし金利が1%上がったら毎月いくら増えるか」を一度計算しておくと安心です。余白のない予算は、こうした変化に弱くなります。

総支払いから逆算する順番

実際の決め方は、次の順番で逆算するとぶれません。

  1. 毎月「無理なく払える総額」を決める(今の家賃+貯蓄額を目安に、余白を残す)
  2. そこから、持ち家の固定費(管理費・修繕積立金・税・保険)を差し引く
  3. 残りが「ローン返済に回せる額」
  4. その返済額から、借入額 → 物件価格帯が見えてくる

この順番なら、「銀行が貸してくれるから」ではなく「自分が払い続けられるから」で予算が決まります。

まとめ

ここスコアは、価格・ローンの前提・管理費などを入れると、毎月の総負担を内訳つきで表示します。「この物件なら月々いくらになるか」を候補ごとに確かめながら、無理のない予算を見つけてください。

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※ 本記事は一般的な考え方の紹介であり、個別の物件の購入を推奨・非推奨するものではありません。制度・税制は変わることがあり、適用要件はご自身で最新の一次情報をご確認ください。購入の判断はご自身の責任でお願いします。