COLUMN

埋立地の調べ方|昔は海だった土地と液状化に関する公開情報

2026-07-14 公開 ・ 執筆: uuta_map

臨海部の便利な住宅地やウォーターフロント。その土地が埋立地かどうかは、国土地理院が公開している地形分類や、古地図を使えば無料で調べられます。この記事では、埋立地・干拓地とは何か、埋立地と液状化について公的な記録が何を伝えているか(出典つき)、そして調べ方を紹介します。

※この記事は公開情報の紹介であり、特定の土地の評価や、購入・建築の可否についての助言ではありません。

埋立地・干拓地とは

どちらも「もとは水面だった」点で共通し、国土地理院の地形分類(人工地形)で区分されています。地理院地図で確認できます。

埋立地と液状化について、公的な記録が示していること

国土地理院は、地形分類から「地震による液状化や豪雨等による浸水などの自然災害リスク」が確認できると説明しています(出典: 国土地理院)。

具体的な例として記録に残っているのが、2011年の東日本大震災です。千葉県浦安市の埋立地では大規模な液状化が発生し、道路や住宅、ライフラインに被害が生じたことが、浦安市立図書館の震災記録アーカイブや千葉県の調査報告として公式に残されています(出典: 浦安市立図書館、千葉県)。

一方で、被害の程度は場所によってかなり差があったことも報告されています。報道では、同じ浦安でも埋め立てられた時期によって被害の様子が異なった点が指摘されました(出典: 日本経済新聞)。「埋立地」とひとくくりにできるものではなく、造成の時期や条件によって状況は変わる、ということです。

埋立ての「年代」も、公開情報からたどれる

同じ埋立地でも、いつ埋め立てられたかは、公開情報から追えます。

調べ方の手順

  1. 地形分類(地理院地図):その地点が「盛土地・埋立地」「干拓地」に当たるかを確認する。
  2. 古地図(今昔マップ):昔は海・川・池だったかを見比べる。
  3. ハザードマップ(重ねるハザードマップ):液状化などの想定を同じ地点で確認する。

地図でわかること、わからないこと

地図や記録でわかるのは、その土地が埋立地かどうか、昔は水面だったか、そして公表されている災害想定までです。実際の造成工法や現在の地盤の状態は、地図だけではわかりません。土地の評価や購入・建築の判断は、売主・不動産会社への確認や、地盤調査などの専門家にご確認ください。

出典・参考

候補の物件を、住むほうも持つほうも中立に採点してみる

住所を入れるだけで、暮らし・通勤・資産価値を100点で採点します。計算式はすべて公開。登録した情報はお使いの端末の外に出ません。

※ 本記事は一般的な考え方の紹介であり、個別の物件の購入を推奨・非推奨するものではありません。制度・税制は変わることがあり、適用要件はご自身で最新の一次情報をご確認ください。購入の判断はご自身の責任でお願いします。